飛行機が大好きな男の子におすすめの絵本『とべ!ちいさいプロペラき』
夏休みの帰省や旅行で飛行機に乗った人?
お子さんは大喜びでしたか?
我が家も飛行機に乗って帰省しましたが、息子は空港に着くと毎回テンションが上がります。ANA、JAL、スカイマーク、ピーチ、スターフライヤーなどなど、色んな飛行機が見られるからです。
今日はそんな飛行機大好きな男の子たちが喜ぶであろう絵本『とべ!ちいさいプロペラき』を紹介します。
ある飛行場にいる小さいプロペラ機が主役です。
この小さいプロペラ機、翼も胴体もピカピカの新しい飛行機なのです。
小さいプロペラ機が格納庫の中で空へ旅立つ日を待っていると、大きなジェット機が格納庫に入ってきました。
ジェット機の大きさに感心する小さなプロペラ機。
そして同時に小さい自分が恥ずかしくなってしまったのです。
するとジェット機がプロペラ機に声をかけます。
「ひろいそらでは、ぼくらのおおきさのことなどわすれてしまうよ」
プロペラ機は次の日、初飛行でした。
ジェット機も点検を終えて飛び立ちます。
ジェット機はプロペラ機に「がんばれよ」と声をかけて、勇ましい音を響かせて、飛び立っていきました。
そしていよいよプロペラ機が飛び立つ番です。
プロペラ機は空まで続いているかのような広くて長い滑走路を、ゆっくり走り始めます。
そして飛び立ち、小さいプロペラ機は胸を張って、力一杯飛び続けました。
飛び続けるプロペラ機の後ろ姿の絵でおしまいです。
ジェット機がプロペラ機にかける言葉、「ひろいそらでは、ぼくらのおおきさのことなどわすれてしまうよ」がとても深いですよね。息子に読んであげながら、ジーンとしてしまいました。
毎日、息子を怒っている自分に言われたような気持ちでした。
子供よりも大きな体だけど、そんなの空の大きさに比べたらなんだよ…と思ってしまって。
優しいお母さんになりたいです。
この山本忠敬さんが絵を描いている乗り物の絵本はたくさんあります。うちの息子は随分お世話になりました。
東京美術学校図案科卒業し、横浜シネマで漫画映画の制作に携わった後、乗り物絵本の第一人者として活躍されたそうです。
『とらっく とらっく とらっく』『しょうぼうじどうしゃ じぷた』『しゅっぱつしんこう!』などなど、時代を超えて愛される乗り物の絵本をたくさん描かれています。
どの絵本も絵がとても綺麗なのが特徴です。
小風さちさんは白百合女子大学仏文科を卒業し、1977年から10年間をイギリスで過ごされたそうです。『ゆびぬき小路の秘密』など。
絵本の翻訳もされています。『ハンナのあたらしいふく』『ショーティーとねこ』など。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございます。
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