日本の学校教育はずっと変わってない?公立の小学校に息子を入学させてもいいの?
うちの息子は来年、小学生になります。
息子が幼稚園に入ったとき、次は小学校だと思い、私立小学校の資料を取り寄せたり説明会に行ったりしました。
でも私も主人もあまりピンときませんでした。
なんか校舎が綺麗だったりするだけで、そんなに特別なことをしているように見えなかったのです。
畑で児童たちが野菜を育てています。→公立の小学校でもやってるよね…
外国人の英語の先生がいます。→それって別に習い事でやってもいいんじゃない?
科目によって習熟度別で少人数のグループにわかれて勉強します。→それも公立の小学校でもやってるよね…
こんな感じで私立じゃなきゃできないことっていうのがイマイチ見つけられず、私と主人は小学校は公立で習い事をたくさんやらせてあげた方がいいんじゃないかという結論に落ち着きました。
そして最近、公立の小学校の学校公開日とやらに行ってきました。
なんか私たちが小学生の頃の授業の進め方となにも変わってなくない?
これが私と主人共通の感想でした。
今30代前半の私たち夫婦が小学生の頃、すでに日本の学校教育は先生が前で話すだけで子供たちに発言させたり議論させたりしてないからダメなんだというようなことを言われていたのです。
小学校でディベートが始まったとき、家に帰り母に「ディベートっていうのやったんだよ。」と言うと母はディベートという単語すら知りませんでした。
日本人のコミュニケーション能力の低さから、従来の授業を変えようということで少しずつディベートとか子供に話をさせる授業が始まった頃だったのだと思います。
英語にしたって読み書きだけでなく、ちゃんと話せるように…と言われ始めていました。
しかし先日、その学校公開日に行くと20年くらい前の私たちが子供時代の授業と何も変わっていないように見えました。
前で教科書を読みながら黒板に書いていく先生。
それを黙ってノートに書く子供たち。
先生が問い掛けても手を挙げる子はいない。(低学年のクラスにはいましたが。)
その少し前に、中学生の子がいるお母さんと話していても「うちの上の子、数学が本当に苦手で…三者懇談でも数学がもう少しって先生に言われちゃってさ…家庭教師つけてるんだけど、なかなかね…」という話を聞きました。
そこで思い出したのがある元サッカー選手がテレビで言っていたこと。
日本のサッカーはもう20年決定力が課題だと言われ続けている。
世界的に見ると、シュートの本数は多い。だからそのシュートがもっと決まるようになればもっと勝てると考えて、決定力を上げようと言われ続けている。
しかしこれが外国だとそんなにたくさんシュートまで持っていけているのはすごい!だからもっとたくさんシュートまで持っていけるようにオフェンスの力を強化しよう。今でもたくさんシュートを打ててるのに、それがもっとたくさん打てるようになれば結果的にもっとたくさん点が入るだろう。
簡単に言ってしまうと、日本は欠点を克服しようと考える。
外国だと今優れているところをもっと伸ばそうと考えるということですよね。
そして20年同じことを言われ続けているのなら、欠点を克服しようというやり方は良くないのでは?と私は思うのです。
もちろん外国と一口に言っても、その国により様々でしょうが…
私も小学生の頃から算数が苦手で、母がドリルを買ってきたり、中学生になってからは塾に通ったりしましたが、結局苦手なままです。大人になった今でも。
だったら得意な科目を伸ばすことに尽力した方が良かったのでは?と思うのです。
苦手な科目を克服して全部の科目まんべんなく良い点数がとれるようになろうというのが日本的な考え方なのだと思いますが、だったら得意な科目をもっと伸ばしてその道のスペシャリストを目指すべきだと大人になった私は思うのです。
あくまで私の考えですが…
主人も同じ考えなので、私や主人が子どもの頃と同じ「先生が前で話して子供は座ってノートをとる」「苦手な科目を克服してまんべんなく良い点数がとれるように」という教育を今でもやっているのなら…ちょっとこの小学校には入学させたくないなと思ってしまいました。
今、主人と小学校は公立で良いと思ってたけどやっぱりどうする?と相談中です。
さー、どうしようかしら…
もうあまり悩む時間がないぞ…
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