子供のためを思ってしてたことが必ずしも子供のためになるとは限らない
子供の朝の荷物のチェックってどうしていますか?
小学生以上のお子さんがいる方は時間割はお子さんが一人で合わせていますか?
忘れ物があった場合、どうしていますか?
先日、友達と話をしていて「親が子供のためにすることが必ずしも子供のためになるとは限らないんだな」と思う出来事がありました。
友達夫婦
結婚してそろそろ一年。
ご主人は結婚するまで実家暮らし。
友達は社会人になってから実家を出て妹と二人暮らししてました。
ご主人はサラリーマン、友達は在宅ワーカー。
ご主人の忘れ物
友達のご主人が忘れ物が多いそうです。
朝、仕事に行くご主人を玄関で見送ってから友達が自宅で仕事をしていると、ご主人から電話がかかってくるんだそうです。
「忘れ物しちゃったんだ、〇〇に置いてると思うからちょっと持ってきてくれない?」
最初は会社まで届けたそうですが、あまりにも頻繁にこの「忘れ物をしたから持ってきて。」という電話がかっかってくるんだとか。なので「私も仕事してるんだから無理。」と言うと「それが無いと困るから会社までは無理でも最寄り駅まででも持ってきてくれない?」と返ってきたらしく、それが無いと困るなら仕方ないと最寄り駅まで届けて、それからはご主人が出勤するときに「忘れ物ない?大丈夫?」と声を掛けることにしたそう。そうやって忘れ物がないか問い掛けると「あっ!そうだ!あれを忘れてた!」と思い出してセーフ…ということもあるらしいのですが…
それでも忘れ物をしたから届けてコールがある日もあって…その度に友達は在宅でしている仕事を中断して会社までとか最寄り駅まで届けなくてはいけなくて自分の仕事が捗らないし、なによりなぜそんなに忘れ物をするのか理解できなかったそうです。
ご主人のおかあさん
ある日、ご主人と話をしていると小学生の頃の話になったので「小学生の頃、忘れ物多くて先生に怒られたでしょ?」とご主人に聞いてみたら、「多かったけど、家が学校の目の前だったから母さんが届けてくれていた。」という答えが返ってきたそうです。
確かにご主人の実家の目の前に小学校と中学校があって、そこがご主人の母校だそうです。
多分、ご主人のおかあさんは「あらっ、あの子ったらこれ忘れてる、授業中にこれがないと困るだろうし届けてあげなきゃ!学校が目の前で良かったわ。」と学校まで教科書やら体操服やら届けていたんでしょう。
それは子供が困るだろうから届けてあげようという母の優しい思いだったんでしょう。
子供が困らないように、ちゃんと勉強できるように、子供のために届けていたんでしょう。
でも結果として子供のためになったのでしょうか?
もしおかあさんが「あら、あの子ったら体操服忘れてる、今日体育あるのに体操服無いんじゃ体育できないわね、でも自分が忘れたんだから仕方ないわね、体育できなくて困れば次からはもっとちゃんと忘れ物ないか点検してから登校するようになるでしょ。」と考えて子供の忘れ物を学校まで届けないおかあさんだったら…
友達は今は子供がいないから届けられるけど、これから赤ちゃんが生まれたらもう届けられないよとご主人に話して、ご主人に意識改革してもらっているところだそうです。
ご主人は忘れ物は届けてもらうのが当然だと思っていたので、赤ちゃんが生まれたら届けられないから忘れ物しないようにして欲しいと言われたら納得したようで今は寝る前と出勤前にかなり念入りに忘れ物がないか確認しているそうです。もともと子供好きなご主人なので、はやく子供が欲しいなと言っていたそうです。
私が子供のためにとやっていることは本当に子供のためになっているのかな…と考えるきっかけになりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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