昆虫好きな男の子におすすめの絵本『カマキリくん』
うちの息子は年中の夏に急に昆虫に目覚めました!
それまではどっちかと言うと昆虫が苦手でした。年少の時にクラスの男の子たちがバッタやカマキリを捕まえて虫かごに入れて持って帰っていましたが、息子は一度もバッタもカマキリも持って帰ってきませんでした。
そんな息子が年中の夏に昆虫を好きになり、昆虫の鳴き声を調べたりするようになりました。
そこでハマったこの絵本『カマキリくん』を紹介します。
『カマキリくん』の登場人物
人間は昆虫が大好きなこんちゃんという男の子 だけです。あとはオニヤンマ、トノサマバッタ、カマキリ、バッタなど昆虫がでてきます。
『カマキリくん』のストーリー
こんちゃんという昆虫が大好きな男の子がカマキリと遊びたいという思いからカマキリを捕まえて家に帰ります。そして家でカマキリと遊びますが、だんだんカマキリがぐったりしてきました。そこでカマキリをバッタが入っている虫かごに入れてしまいます。次の日の朝、カマキリがバッタを食べてしまったことに気がついたこんちゃんは大泣きします。こんちゃんはカマキリが生きた虫を食べることを知らなかったのですが、カマキリのために生きた虫を差し出すことはできないので「また遊ぼうね。」と原っぱにカマキリを放してあげることにします。
息子の反応
息子はこんちゃんと同じくカマキリが生きた虫を食べることを知らなかったので、カマキリがバッタを食べてしまうという展開に驚いたようでした。
でも「僕たちもお魚を食べてるもんね…カマキリはバッタを食べるのか…」と呟いていたので、息子なりに人間を含む動物は動物を食べて生きていることを考えさせられたのかなと思います。
私の感想
子供向けの絵本にしては奥が深いというか…自然の摂理が学べる内容です。
カマキリが生きているバッタを食べるという残酷なことでもちゃんと本当のことが書いてあり、そこからこんちゃんという幼い男の子が学んで自分で考えてカマキリを放してあげる…綺麗事や子供騙しではなく現実をしっかり教えてくれる絵本だなと思いました。
そして昆虫の世話してあげる母親や、カマキリとバッタを同じ虫かごに入れてはいけないと教える大人が出てこないのも良いなと思いました。
息子が呟いた通り、人間は魚や牛や豚を食べて生きています。(中には動物性タンパク質はとらない主義の方もいらっしゃいますが)
カマキリはバッタを食べて生きています。
生き物は生き物を食べて生きる。
だからこそ食べ物を粗末にしない、ご飯を食べられることに感謝する、そういうことを教える良い機会を与えてくれる絵本です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ランキングに参加しています。ポチッとクリックで応援よろしくお願いします。